晩秋の蛾ヶ岳＆薬膳ランチツアー
２０２１年１１月２３日・勤労感謝の日🎌。雨上がりの秋晴れのこの日はクマあしでは定番ツアーの山梨百名山・蛾ヶ岳（ひるがたけ）・１２７９Mに登り四尾連湖畔の水明荘さんで薬膳ランチを頂くというツアー。夏にアルプス登山を頑張ったお客様と今回はご褒美的なのんびり企画です(^^♪。
蛾ヶ岳というと「ががたけ？？」とよく言われますが、読み方は「ひるがたけ」。「甲斐国誌」によると中国の「峨眉山」にかけた名前であるとか、武田氏の時代に要害城（武田信玄誕生の地といわれています）から正午頃にこの山の方向を見ると太陽が山の真上にあるので「昼ヶ岳」とか。または、山頂の北部にヒルが多く生息していた！という由来もあるそうです。なお、クマあしツアーでは蛾ヶ岳でヤマビル遭遇の記録はありません・・・。位置的には御坂山塊の西の端にある山で、大部分がゆるやかな登山道のため登山初心者さんにも登りやすい山の一つです。
登山ベースの四尾連湖（しびれこ）も読み方が難しい山上の湖。湖水は足がしびれるほど冷たいとか、四つの尾を持つ龍が住むといった名の由来があり、「神秘麗湖」の別名もあるといいます。往古には富士火山をめぐる富士八湖の一つとして数えられていたそう。確かに山頂の向こうには本栖湖のすぐ側の竜ヶ岳が見え、その向こうには富士山が近い！
登山口からはまず詩人の野沢一文学碑のある四尾連峠へ登り、そこから大畠山（１１１７Ｍ）を経由して西肩峠、蛾ヶ岳山頂へ向かうコースを歩きます。途中クサギの実を発見したり、落ち葉を拾ったりしながらゆっくり登っていくと大畠山山頂へはすんなり到着。昨年までは見えなかった甲府盆地の展望が良くなっています。１０月にはなかったベンチも！
大畠山から西肩峠までは途中「馬の背」と呼ばれる登山道が細くなった箇所もありますが、緩やかで歩きやすい登山道が続きます。前日の雨風でかなり落葉したらしく、ミズナラの葉っぱロードをシャリシャリ歩くのも楽しい。樹間からは南アルプスも時々見えてきます。倒木＆苔の造形の龍さんも健在です(*^^*)
西肩峠で一服し、最後に急な登りを頑張ると蛾ヶ岳山頂へ到達！東方向には富士山、西方向には甲府盆地の向こうに八ヶ岳や奥秩父連峰、白根三山を始めとする南アルプスの展望など大パノラマが広がります。お天気の良い休日ということもあり、山頂はお子さん連れのご家族やグループさんで盛況。クマあしチームは下山後に大事なランチタイムがあるため軽食とお菓子をとって下りを開始します。着いたときには雲隠れしていたＭｔ富士山も段々と姿を現してくれました(^.^)
下りは大畠山山頂へは行かず、分岐から四尾連湖へ下ります。おなかが空いたところでお待ちかねの美味しい薬膳ランチ。地元のコンニャクイモ・富士川町のユズ・増冨の紫花豆などなど山梨の食材を使った身体に優しい薬膳のお食事。湖を眺めながらのロケーションも素晴らしい！いつも食後に頂くチャイも大好きです(^^♪ ※薬膳ランチは予約でお願いしています。
今年は１０月続き、１１月にも蛾ヶ岳登山＆薬膳ランチの企画を入れることが出来ました。リクエスト下さったお客様に感謝です！秋の紅葉・落葉して展望がよくなるこの季節も良いですが、桜の見られる春（４月）や初夏の緑が美しい時期にもお薦めのプランです。いずれは１泊２日で精進湖近くの三方分山から蛾ヶ岳への縦走、湖畔でのヨガタイムも取り入れた企画をしたいと常々考えております。祈・実現(^^ゞ。
いつもお忙しい中、美味しいランチに対応して下さる水明荘さん、ありがとうございます！冬季はお休みの日も多く、また積雪や凍結で四尾連湖へのアクセスが大変な時もあります。四尾連湖・蛾ヶ岳に行こうかなとう皆様は水明荘さんのHPで営業の状況など、御確認されて下さいね。
本日もお写真いっぱい、ロングコースにお付き合い下さいましてありがとうございました！感謝感激クマあられ🐻
